我が家のロードスターは今年で28年目になりました。
まだまだ乗り続けるつもりですが、車検のたびに経年劣化で交換が必要な部品が増えてきたので、維持費を抑えるためにも、今年からオイル交換は自分でやることに決めました。
NA6CEロードスターのオイル交換
オイルチェンジャーを試す
NA6CEは、サイドシル部分の傷みで、ジャッキポイントに馬を入れるのは躊躇われるので、できれば、ジャックアップせずに、上方からオイルを吸いあげる方法をとりたかった。
昔使っていたた電動ギヤポンプ式オイルチェンジャーを試してみたい。
オイルチェンジャーのノズルを改良
①オイルチェンジャーの硬いアルミ製の吸引ノズルを切り取り、フレキシブルな樹脂製のPTFEパイプ(外形5mm、内径4mm)に交換して使用する。
新しい樹脂チューブは、苦もなくオイルレベルゲージに挿入できたが、効率が悪すぎた。
空気交じりの廃オイルが僅かずつしか出ず、3時間頑張っても、吸い出した排出オイル量は 1.8 L程度 (定量は3.2L)
これ以上時間をかけても全部抜ける見込みは薄く、残念ながら、電動オイルチェンジャーによるオイル抜きはここで断念。
残った廃オイルはオイルパンのドレンプラグから抜くことにする。
オイルパンのドレンプラグから廃オイルを抜く
クルマをリフトアップすると、オイルパンの左側にドレンプラグが見える。
19mmボックスレンチを使用して、オイル受け皿に廃オイルを排出する。
ドレンプラグから新たに排出したオイルは 1.2 L で、廃オイル排出合計量は 3.0 L です。
オイルが出切ったら、ドレンプラグを取り付ける。〔締め付けトルク 3.0~4.2 Kgm)
オイルフィルター交換

NA6CEのオイルフィルターは前方から見てエンジンの左側

この下あたりをまさぐると、オイルフィルターがあります。
手がようやく入るくらいの狭い隙間なので、これから定期的に交換することを考慮して、狭い隙間で使用できる専用工具を手配した。
(9.5mm角ラチェットレバー、75mmエクステンション、首振りソケット、65mmフィルターキャッチャー)
取り付けられたオイルフィルターの頭部に、レンチのキャッチャー(65mm)をしっかり押し込み、狭い空間で首振りコネクター、75mmエクステンション、ラチェットレバーを組み立てる。
レンチでオイルフィルターを回して取り出す。
結構硬いです。
オイルを下抜きしているにもかかわらず、フィルターを外すと結構な量の廃オイルが流れ出て、アンダーカバー内側に飛び散った!
キャッチャーに小ねじがなぜ付いているか分かりました。
力を込めてオイルフィルターを回すと、キャッチャーとオイルフィルターがガッチリ食い込んで外れなくなるので、小ねじをねじ込んでフィルターを抜く必要があるからです。
新しいフィルターを手で挿入して、パッキングに当たるまでねじ込む。
レンチで更に11/6回転締め付けて、取り付け完了です。
新しいオイルを注入する
廃オイルと同量のオイルをジョッキに入れて、エンジン上部のオイル注入口から注入する。
オイルレベルゲージで確認しながら、適量レベルになるまで、オイルを補充して完了。
思ったより時間がかかってしまったけど、機材が揃っているうちに、ノアもオイル交換してしまいます。
<GF-SR50G ノア のオイル交換>
オイルパンのドレンプラグから廃オイルを抜く
オイルドレンプラグの位置
オイルパンの真下にあるアンダーカバーの開口部の左隅からドレンプラグにアクセスできます。
ドレンプラグを14mmボックスレンチ(エクステンション)で外し、オイル受け皿に廃オイルを排出する。
オイルが出切ったら、ドレンプラグを取り付ける。〔締め付けトルク 3.0~4.2 Kgm)
排出した廃オイルの総量は 3.1 Lです。
オイルフィルターの交換
オイルフィルターの所在

GF-SR50G ノア のオイルフィルターは、エンジンの右側、オイルレベルゲージパイプの根元近くにあります。
用意のフィルターレンチ(65mm)を使用してフィルターを回して取り外す。
ロードスターと同様に、オイルフィルターの交換をします。
新しいオイルを注入する
廃オイルと同量のオイルをジョッキに入れて、エンジン上部のオイル注入口から注入する。
オイルレベルゲージでって確認しながら、適量レベルになるまで、オイルを補充して完了です。
排出した廃オイルの処分
廃オイルをオイル処分ボックスに吸収させて、燃えるごみとして処分する。
今回、車2台分のオイル交換費用内訳

Castrol カストロールエンジンオイルGTX 10W-30 SL/CF 20L ¥7,860
ディーラーで入れるより、オイルを断然安く買えるので
奮発してオイルは、ちょっと良いもの使ってみることにします。
これだけあれば、車2台を2年に1回交換しても6年使えます。
今回の費用
エンジンオイルGTX 10W-30 SL/CF 7,980/20 ×6.6L = 2,594
オイルレンチ(キャッチャー) = 2,050
レンチエックステンション、首振りソケット = 1,030
オイルフィルター NA6CE = 940
オイルフィルター GF-SR50G = 880
合 計 = 7,494
(オイルとフィルター交換であれば2台1回分 4,414円です)
<次回オイル交換のための備忘メモ>
急遽、オイルパンからの下抜きに挑戦してみて、十分な床汚れ対策が必要なことがわかった。
一見、オイルが全部出切ったように見えても、アンダーガード内部に飛び散った廃オイルが、時間差で流れ出てくる。
床にせっかく敷いた防汚シートを、手早く撤去したため痛い目に会った。
また、オイルフィルター取り外した際に流出する廃オイル量がかなりあるが、狭い空間なので、受け容器で受けることが無理。
大半がアンダーカバー内側に流れ落ちて、広範囲に長時間、床を汚すことになる。
床全面にブルーシートを広く貼って、そこに車を乗り入れるくらいしないと防げないと感じた。
<次回対策>
汚れ対策の手間を考えたら、オイル交換は外注がリーズナブルと思えるようになってきたが、すでにオイルは後2回(4年)分も在庫してしまっている。
次回は評判が良さそうな真空吸引式オイルチェンジャーを使用して上抜きしたい。
(車はジャッキアップしない。)
オイルフィルター取り外し時のオイル流出について調べると、
オイルの経路は
オイルパン→オイルポンプ(圧力)レギュレーター→オイルフィルタ(エレメント)→シリンダブロック(クランクシャフト・カムシャフト等)→オイルパン となっている。
オイルフィルターには逆止弁が付いていて、エンジンを止めても、200cc程度のオイルがフィルターに溜められていて、エンジンブロック側に戻らない。
フィルター取り外し時に流出したオイルが、エンジンブロック内部からのものでなく、オイルフィルター内部からのものであれば、取り外し時にフィルターの接続口を横のままにしておかず、即、上に向けると流出量は抑えれるはずです。
次回は、レンチでフィルターが回り始めたら、フィルターから邪魔になるレンチ類を全て取り外し、手でフィルターを回して、外れる瞬間、即、フィルターの出入り口を上に向けるようにして対処してみたい。
その際、念のため浅くて大きな、バットをアンダーカバーの下に広げて漏れ出たオイルを受けるようにしておくとよさそうだ。
反省をこめて!
(info)
NAロードスターオイル交換
https://ameblo.jp/ttkk7654/entry-12539016021.html
https://minkara.carview.co.jp/userid/2569338/car/2121583/3704299/note.aspx

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