40年近く使い続けてきたOster オスター ブレンダー
当時購入したアボガド色のケルビネーター冷蔵庫の色に合わせたくて、当時の私としては大奮発して購入したものでした。。
強力なモーターの豪快な騒音を除いては、ほぼ気に入って使い続けてきたのですが、
最近、急にカナキリ音を上げ出したので、よく見てみるとドライブの心棒が錆びて磨り減ってしまい、攪拌できなくなっていた。
モーターはまだ元気なので、錆びた心棒を取り替えることが出来るとまだまだ使えると思い、amazon交換部品を確かめてみたが、替え刃ならあるものの、さすがに心棒だけは無理のようです。
ついでに、最近のバージョンを見てみたら

Oster オスター ブレンダー BVCB07-Z 6-Cup Glass Jar 7-Speed Blender, Stainless Steel【並行輸入品】
5つ星のうち 4.0 6件のカスタマーレビュー
価格: ¥ 11,500

Oster オスター ブレンダー BVCB07-Z 6-Cup Glass Jar 7-Speed Blender, Stainless Steel【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: Oster
- メディア: ホーム&キッチン
えっ! 今は、最新型の新品でもこの程度の値段で買えるんだ・・・・・・・・・・・
当時のドル円レートは300円くらいの時代だったからね~
私のお宝 だったオスター ブレンダー の最新型の新品価格を知ってしまったら
急に修繕意欲が萎えてしまいました。
家内もこの際新しいのが欲しいと言うことで 最新のオスター ブレンダー BVCB07-Z 6を発注したのですが、
これがトラブルの始まりになるとは・・・・
届いた商品(メキシコ製)を組み立てたが、どうがんばっても、なぜかカップがぐらぐらして固定できない。
交換を申し出ようとショップの連絡先の電話を探すとなんとアメリカ!
会社名は日本名だが所在地は米国西海岸なので当然メールでのやり取りになってしまった!
先方が言うには、「工場から直送されたものを開封せずに貴方に送ったもので、会社として一切手を加えていない。既に販売した多くのお客様からはそのようなクレームを受けたことが無いので、取り付け方をいろいろ工夫してもらえないか、それでもどうしてもお気に召さなければ海外ということで返送の手間も大変なので、35%ディスカウントするのでそのまま使うことを検討していただけないか」 ときた。
amazon.co.jp での買い物と安心してたらとんでもないことになってしまいました。
こんな欠陥商品安くしてくれたからといって使えるわけが無いじゃない! さて、どーしよう!
アマゾンに出店のショップとのトラブルにはマーケットプレイス保証の制度があると分かったからまずはこちらの正当性を主張して、聞き入れられなかったら補償申請することにする。
では、お願いメールを
〇〇本店 御中
早速の回答感謝いたします。
1、カップが完全に固定できずぐらぐらする点につきましては、当方でもその後繰り返し努力してみましたが全く改善できません。
同じ製品を使用した多くの方々が高評価のレビューをされているので、私も安心して購入を決めたものですが、実際に配達された商品には不具合があり、私にとっては不幸としか言いようがありません。
工場直送の商品であるとのご説明ですが、そうすると、製品としてのばらつきがある検品のゆるい工場なのかも知れませんね。
なお、商品のディスカウントのご提案を頂きましたが、
高速回転する製品なので、この製造上の欠陥は使用中に身体を毀損する恐れがありますので、商品の返品、返金の手続きで対応をお願いいたしたく、重ねてお願いいたします。
御社、および取扱商品に対するこれまでの高評価をこれから先も変わらず評価され維持されますよう早急な対応を期待いたします。
札幌市 ロートレー拝
これが聞き入れられて、返品OK.。 返却先も大阪となりました。 あ~しんど。
差し当たって、欲しいブレンダーもみあたらないし、安心したところで、棄てる予定でゴミ箱に入っていたosterizer cycle blend をまた引っ張り出してきて修理できないか調べてみた。
カップの底にある挿入口は8角で、多少磨り減っているものの、角はジャープにえぐれている。
一方駆動軸は、本来4角形のはずなのに丸みを帯びてきていて錆で痩せている!
このことが、空転の原因です。
そこで、錆を削り落とした上で心棒の先端をアーク溶接機でスポット溶接して肉盛りしてみることにします。
どの程度の太さの溶接棒が適当か分からないので、 1.6mm 2.0mm 小さな順番に試していきます。
アースグリップを固定するスペースが無いので、左手でアースを接触させながらの溶接です。
(1.6mmm溶接棒使用、溶接電流45Aに設定して上手くスポット溶接できました。200V30A。
その際、スパッターで周囲を焦がしてしまった。養生しておくべきだった。と後悔)
きのこ状に盛り上げて溶接した心棒部分を平ヤスリでひたすら削って、四角柱に仕上げ、
カップの底にある駆動口に合わせて、心棒の先端の形を整形していきます。
何回も摺り合わせを繰り返し、ついに駆動口にぴたり挿入させることが出来た。
そしてカップに水を入れて試運転です。
スイッチを入れると、駆動軸心棒とプロペラシャフト駆動口がしっかり噛み合って、従前よりも強力な渦を発生させています。
全盛期の状態に戻ったようです! 感激~!
修復ついでに、交換パーツの新しい替え刃に交換した。(パッキング付き1,410円 amazon)
切れ味がシャープになり、回転軸からの滲みもぴたりと止まりました。
更に嬉しいのは、パッキングが新しくなったことで、替え刃部分の樹脂キャップを強く締めつけなくてもカップ漏れがなくなったので、家内の握力でも簡単に分解洗浄できるようになったことです。
修理については、参考例は見当たらなかったので、最初から確たる自信が無いまま手探り状態の試行錯誤だったのですが、幸運にも、Osterizer cycle blend は生き返り、かつてのシャープな切れ味や快適な使用感も取り戻せました。
これからもまだまだ活躍してくれそうです。
嬉しい~です!!!
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